2012年6月5日
出生率は1.39(厚生労働省・2011人口動態統計)
このほど、厚生労働省は2011年の人口動態統計を明らかにしました。出生数は105万698人で、前年より2万606人減少しました。わが国では、1970年代の第2次ベビーブーム以降、出生数は減少傾向にありましたが、ここ数年は減少、増加の繰り返しでした。
また、合計特殊出生率(出産が可能な年齢の女性が生涯に産むと想定される子どもの数)は、昨年と同様に1.39でした。2005年に1.26と底を打ってから2008年までは急回復しましたが、そのペースも鈍ってきたようです。
こうした出生数の減少や出生率の横ばいの背景には、女性人口が減少や晩婚化、第1子出生時の母親の平均年齢が30.1歳と初めて30歳を超え、晩産化の傾向が進んでいることや女性の生涯未婚率が過去最高になっていることも影響しているようです。
今後もこの減少・低下傾向は続くと見られており、きょうだい数も益々「ひとりっ子社会」に近づいていくと思われます。
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