2011年9月6日
「三姉妹の誰と仲が良いのかについて」の調査結果
 三姉妹がそれぞれどの姉妹と仲が良いかについて、「三姉妹アンケート調査」(サンプル数70組210人)では、長女、三女いずれも「次女と仲が良い」が最も多く、同じ比率となっています。トータルで、次女の人気は長女より16ポイント、三女より20ポイントも高い数字となっています。ここから次女が、長女と三女のクッションとなり、調整役を務めていることがわかります。
つまり、長女からは抑えられ、三女からは突き上げられるという非常に微妙な立場で、損な役回りでもありますが、次女の特徴のひとつである「根気強い」という性格がうまく作用し、いろいろなしがらみを和らげ、調和しているといえましょう。この次女のおかげで、結婚しても昔のスタンスのままで仲良く付き合えるのが三姉妹の『絆』の強さ、深さともいえるでしょう。
 NHKの大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」の劇中、お市の方から次女の初に対して「三人の中にあって姉も妹ももっているのはそなただけじゃ、皆の絆となれ。何かあれば絆となってつなぎとめよ」と言われます。このように、次女は姉妹の緩衝役という重要なポジションでもあります。
 三姉妹の仲の鍵を握るのは、次女の役割ともいえるのですが、古代文字の権威である故白川静氏によれば、古代中国の周の時代には、きょうだいは上から「伯・仲・叔」とされていたといいます。まさに、文字通り次女が姉妹の『仲』をとりもつわけです。
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