2016年8月6日
リオデジャネイロ五輪で活躍が期待される三姉妹選手たち
過去最多の205ヵ国・地域が参加する南米初開催となる「リオデジャネイロ五輪」。各競技で日本選手の活躍が期待されていますが、日本人女子選手が三人揃うと、アーチェリーしかり、卓球しかり、メディアは『三人娘』或いは『三姉妹』で括って、「安定感のある長女」、「頑張り屋の次女」、「伸び伸びした三女」で語りますが、今回は実際の三姉妹が、長女、次女、三女それぞれ二人づつ参加しています。
ロンドン大会で銅メダルに輝いたアーチェリーの川中香緒里選手は、今回が2回目の出場となります。小学生時代は妹の聡美さん、夏希さんと三姉妹揃ってスポーツ少年団でバレーボールをしており、三人ともセッターで、監督にはプレーが似ていると言われたといいます。
前回に引き続きメダルが期待される女子バレーボールの日本代表メンバーで、お姉さんの影響でバレーを始めた三姉妹・三女の長岡望悠選手も最終予選でチーム最多得点を挙げる活躍が評価され選ばれました。お姉さんの影響で小学2年生よりバレーを始めたといいます。
メダル獲得が有力視されているレスリング女子63kg級の川井梨紗子選手は三姉妹・長女で、次女の友香子選手、三女の優梨子選手も全日本クラスの選手です。東京五輪には姉妹で出場し、三人でメダリストを目指しています。ちなみに、母は世界選手権7位入賞の実績があります。
今回のオリンピックから正式種目として採用され、日本でも注目を浴びている7人制ラグビーですが、女子日本代表の「サクラセブンズ」で、FWのロックのポジションを任されている桑井亜乃選手は、以前は陸上・投てき選手の三姉妹・三女です。チームメートの山中美緒選手は三姉妹・次女で、ラグビー選手だった父の影響により小学3年の時からラグビースクールで始め、中高校時代は男子部員と一緒に汗を流していました。パスが得意なスクラムハーフのポジションで、 156cmと代表チームで最も小柄な選手です。
クレー射撃女子スキートの代表選手として初出場を決めた石原奈央子選手は、実家が1300年以上の歴史がある神社です。宮司の父も射撃のオリンピック代表選手で、曽祖父が作った射撃場を見て育った三姉妹・次女です。4歳上の姉と3歳下の妹がいますが、射撃を始めたのはひとりだけです。
そして、エストニアからは「三つ子ランナー」が揃ってマラソンに出場します。リリー、リーナ、レイラのルイク三姉妹で30歳。24歳の時から長距離に本格的に取り組み始め、「トリオ・トゥー・リオ」のスローガンを掲げ、練習に励んできたといいますが、五輪では初めての三つ子選手です。