2011年8月12日
「もしドラ」の川島みなみちゃんも三姉妹の三女
「2010年ヒット商品番付」(日経MJ)選定)で、東前頭筆頭にランキングされたドラッカー人気の起爆剤となった「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(ダイヤモンド社)は、青春小説仕立てのビジネス書として話題となり、268万部の大ベストセラーとなりました。
 テレビアニメ化に映画化もされたこの作品の主人公である川島みなみは、AKB48の峯岸みなみがモデルともいわれています。峯岸本人は違いますが、物語の設定では、川島みなみは、三姉妹の三女という役どころになっています。ちなみに、映画でみなみの親友を演じた川口春奈は実生活で三姉妹の三女です。
 みなみの父親は、息子が生まれたらプロ野球選手に育てたいという夢をもっていましたが、生まれてくる子どもは女の子ばかりで、最後の望みを託した子も女の子でした。それでも諦めきれなかったみなみの父親は、そこで末っ子のみなみに野球を教え始め、彼女を野球少女に育て上げました。
 女の子がふたり生まれると、父親はどうしても三番目の子どもには同姓の男の子を熱望している場合が多いものです。ところが意に反してまた三人目も女の子だった際の落胆は、三姉妹の父親に共通のことなのでしょう。そこで、ほとんどの両親が4人目にトライするのを断念することになります。
 さすがに、4人の出産、保育、教育という経済的負担を考えた場合、なかなか子づくりに踏み切れる親は少ないのではないでしょうか。その時点で、多くの長女が小学校に入学していて、次女は第一次反抗期に入っていたりするので、三女を上のふたりの姉よりかわいがって大事に育てるということになります。
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